diary

父に贈るビデオ

令和6年9月26日 23時11分 父は87歳で眠った。

生前、施設で父に見てもらった手作りの動画を、葬儀で流していただきました。(この写真は亡くなる前日、父に最後に見せた写真で「お父ちゃんが中学を卒業して大阪で働いてたときの写真やで。と話すと、父の涙が溢れそっと目を閉じました。それが父との最後のやりとりになりました。)

祭壇に父の手作りの折り紙作品を飾らせていただき

壁には孫たちが仕上げてくれた写真パネルを8枚 飾りました。

そして、兄弟三人で長女の私からスピーチをしました。

 

「本日は父の葬儀にお集まりいただき、また昨日はご焼香賜りありがとうございました。

私が二十歳になったころに聞いた父の夢を

叶えてあげたくて伊勢に移住を決心し5人の子供に恵まれました。

父とのお別れが近づくにつれ

今、こうして参列いただいている家族を見渡しても

結局自分の幸せにも繋がっていたことに気付かされました。

父に心から「ありがとう」を言いたいです。

父は施設に入所してたったの3ヶ月で亡くなりましたが、

自分の身体もどんどん自由がきかなくなっていく88歳の母と、

仕事をしながらも父の介護を

ギリギリまで金剛坂の家で頑張ってくれた妹に最後の最後までありがとうと言いたいと思います。

また父が無事に極楽浄土に旅立つことを願い

33箇所の霊場の御朱印の巻物を棺に入れてくれてくれた弟に

最高の供養をしてもらったと

父も喜んでいると思います。

父とは、もう間もなく会えなくなってしまいますが、

寂しくなったら

この身体の中に父や母、ご先祖様から繋がりつづいている血が

自分を生かしてくれていること

自分が生きている限り、父がここにいることを思い出したいと思います。

通夜、葬儀に関しましては

兄弟で話し合い、古くからの形式にとらわれず

父が望み、一番喜ぶであろう形で見送ることにさせていただきました。

本日は父の見送りにご参列いただき誠にありがとうございました。」

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