diary

父のポラロイド写真と折り紙作品

父が老人ホームに入所してから3ヶ月経ちました。(6月12日入所)

父を元気づけようと少しずつ持っていったものを収納ケースの上に飾ってくださっています。

左上の隅っこのポラロイド写真のポケットアルバム

22年前に父がポラロイドカメラで写真を撮っていたなんて知らなかった。

 

 

 

中古のマイホームを購入し、三重に移住して

 

 

庭に花を植え、その嬉しさが伝わるアルバムでした。

地区の会長をしたり、ボランティア活動、公民館で折り紙の先生。

軽い脳梗塞のリハビリも兼ねて、また地区の夏祭りや作品展で飾るため

部屋で時間があれば折り紙を折っていた姿を思い出します。

父の作りかけの作品を、

頑張って繋いで持っていきました。

泣きそうに顔を歪めて、「おーおー」と言ってくれました。

明日、会えなくなっても後悔しないように話しかけます。

「お父ちゃんが伊勢に行きたいっていってくれたおかげで、ちかこも伊勢に来て幸せな人生を送ることが出来たよ。」

「お父ちゃん ちかこって名前付けてくれてありがとう。お父ちゃんが付けてくれた名前やよ。忘れんといてな。」

「お父ちゃん、米寿 おめでとう。智加子は還暦やよ。お母ちゃんと61年も一緒にいてくれてありがとう。」

入所してからは、そう何度も伝え、

父とのわずかな面会時間を大切に過ごしています。

父は、私の言葉にそっと目を閉じ、寝たのかな?と思うけど、片方の目に涙が滲んでいます。

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